2012年末に両親に勧められて住宅購入を決めてから、購入(契約)までは1年未満でした。消費増税前の駆け込で2013年9月に契約し、2014年3月に入居しました。
手取りは夫婦で30万円程度、家賃7万円程のアパートに夫婦と子供二人で住んでいて、保育料と保険料の支払いが多いこともあり、ボーナス以外はほとんど貯金できていませんでした。アパート代の支払いを無くすというのが住宅購入の目的でした。
購入に関する総額予算としては、アパート代の25年分(子供の中学進学時に3LDKに、子供の独立時に2LDKへの引っ越し計2回を想定、各タイミングによって必要な部屋数の物件の現在の家賃相場で計算)で、2400万円に設定しました。
住宅の候補は、最初は建売や他のローコストメーカーの注文住宅、地元工務店の規格住宅などがありましたが、最終的に決めたローコストメーカーでの注文住宅が一番安くなるという結論に達しました。規格住宅や建売は確かに割安感はあるのですが、私たちに必要な広さ、設備に対してはどれも過剰なのです。小さくて質素な家を注文住宅で建てる、これが私たちにとって一番安上がりな方法でした。
購入したのは土地が700万円程で、こちらは住宅ローンは利用せずに貯金から直接支払いました。注文住宅の建築請負代金が1350万円で、これに外構予算100万円、ソーラーパネル200万円でちょうど予算程度の総額になります。希望した月々返済額はずばりゼロ円、一括での支払いが希望でした。
実際は預金担保という形で住宅分1350万円の住宅ローンの借り入れを行いました。年利3.5%(10年固定金利)、返済期間32年間、元利均等返済で、ただし預金担保の場合は利息は付かないという条件です。それでも利子がある前提で元利均等返済の計算になり、このほか銀行へは借入残高の年0.003%の手数料の支払いがあります。月々の返済額は利子があれば6万円程度ですが、元金のみなので実際は2万円程度です。今ちょうど返済を初めて1年がたちますが、勝手に預金額と借入額が相殺されていくだけなので、支払に困ったことはありません。その中で気をつけているのが銀行への手数料分をショートさせないことで、預金額は担保分よりも20万円程度多めに入れてあります。
住宅ローンの担保として入れてある貯金は実質使う事は出来ませんので、空っぽになった通常の貯金を少しでも増やすために支出をセーブしています。団地内の他のおうちにはある物置、カーポートなどはまだ購入できておらず、住宅に遅れる事半年で外構が仕上がっただけで喜んでいます。