私には娘が1人います。
その娘が、幼稚園の時に離婚をし、娘を連れて私の実家に帰りました。
娘が小さいときは、親に預けて仕事に必死な毎日
私は娘を若くで産んでいました。
なので、両親もまだ若く、その両親に娘の面倒を見てもらい、毎日必死で仕事をしてきました。
仕事は毎日遅くまでやりました。
なので、子供とコミュニケーションを取る暇もなく毎日が必死でした。
決して良い母親ではなかったと思います。
子供が泣き叫んで「ママ 行かないで」と私を足止めさせようとした事もありました。
それでも私は、それを振り切って仕事に行きました。
小学校にもらった1通の手紙
両親のおかげで娘はどんどん成長していき、小学校に入学した時1通の手紙をもらいました。
母の日と言うことで学校で書いたのでしょう。
その手紙には
いつも私の為に仕事頑張ってくれてありがとう。
そう書かれていました。
その手紙を読んで涙が止まりませんでした。
例え学校で皆で書いた手紙であっても、子供からの気持ちのこもった母の日の感謝の手紙をもらえた事が嬉しかったのです。
今、娘は21歳に
今、娘は21歳になりました。
私も昔のようにあくせく仕事をすることもなくなりました。
娘は今遠く離れた地方に行ってしまいました。
たまに帰ってきては昔の事を取り戻すかのようにコミュニケーションを取っています。
一緒に行けなかった買い物、色んな話。
ずっとできなくてごめんね、と心で謝りながら娘とコミュニケーションを取っています。
娘からもらった手紙は1通ですが、その手紙は今も私の宝物の一つです。